【2026年最新版】オフライン展示会・カンファレンス主催企業比較6選|目的別(認知 vs 商談獲得)の選び方
「展示会に出展したのに、名刺は集まっても商談につながらない」
「出展先が多すぎて、どの運営会社を選べばいいかわからない」
「上司に費用対効果を説明できる出展先を選びたい」
展示会・カンファレンスへの出展は、BtoB企業にとって新規リードを獲得する有効な手段です。一方で、出展費用は小間料だけでなく装飾費や人件費もかかるため、選ぶ運営会社によって成果が大きく変わります。
本記事では、幅広い領域でオフライン展示会・カンファレンスを主催する運営会社5社を取り上げ、主な展示会名、対象領域、開催規模、費用の考え方を比較しました。「認知拡大」と「商談化」のどちらが目的かに応じた選び方もあわせて解説します。
はじめて出展先を選ぶ担当者の方も、次の出展先を見直したい方も、ぜひ参考にしてください。
展示会とカンファレンスの違い
展示会とは、出展企業がブースを構えて製品・サービスを展示し、来場者と直接商談する場です。
カンファレンスとは、講演やパネルディスカッションなどのセッションを中心に、知見を共有する場です。
近年は両者を組み合わせ、「セッションで課題を理解した来場者が、そのまま出展ブースで相談する」形式のイベントが増えています。BtoBの出展担当者は、ブースだけでなく「登壇枠があるか」も比較ポイントになります。
運営会社を選ぶ3つの基準
本記事では、以下の基準を満たす運営会社を比較対象としました。
- 幅広い領域で開催している:単一業界ではなく、複数のテーマ・業界で展示会やカンファレンスを主催していること。
- オフライン(リアル会場)で主催している:対面での商談機会があること。
- 自社の目的と来場者層が合っている:認知拡大か、商談化か。目的によって最適な運営会社は変わります。
▼図1:運営会社のポジショニングマップ(規模 × 絞り込み度)

【比較表】オフライン展示会・カンファレンス運営会社6社
6社 全体比較表
| 主催会社名 | 主な展示会・ カンファレンス | 領域 | 形式・規模 |
|---|---|---|---|
| RX Japan合同会社 | Japan IT Week、Japan DX & AX Week、営業・デジタルマーケティング Week、EC・店舗 Week 他 | 38分野(IT・DX、医療、食品、エネルギー、建築・物流、マーケティング等) | 大型展示会/年間109本。幕張メッセ・東京ビッグサイト・インテックス大阪などで開催。 |
| ブティックス株式会社 | CareTEX、CareTEX One、バックオフィスDXPO、フロントオフィスDXPO 他 | 介護(主領域)、医療・健康、障害福祉、保育、建設、調剤、IT・バックオフィス等 | BtoB商談型展示会。東京・大阪・福岡・名古屋・仙台など全国主要都市で開催。 |
| 一般社団法人日本能率協会(JMA) | TECHNO-FRONTIER、観光・ホテル・外食産業展 HOKKAIDO、北海道 建設開発総合展 他 | 製造・技術、建設・インフラ、防災、エネルギー、観光・外食等 | 専門展示会/年間約30本。東京ビッグサイトほか地方開催もある。 |
| 株式会社日本経済新聞社 | エコプロ、街づくり総合展、IRフェア、世界経営者会議、世界デジタルサミット、アジアの未来 他 | 環境・サステナビリティ、街づくり、IR(投資家向け)、経営、デジタル等 | 展示会+国際会議・フォーラム形式。 |
| 株式会社翔泳社 | MarkeZine Day、SalesZine Day、HRZine Day、Biz/Zine Day、Developers X Summit 他 | マーケティング、営業、人事、経営、開発、EC、プロダクト | メディア主催カンファレンス。オンライン/オフラインの両形式で開催。 |
| 株式会社Growth DX | BtoB Growth EXPO(for Sales/経理財務/IT・情シス/HR/フィジカルAI) | 営業・マーケティング、経理財務、IT・情シス、HR、AI・ロボティクス | テーマ特化型カンファレンス×展示。品川ザ・グランドホール、大手町プレイスなど都心会場。 |
運営会社ごとの特徴・主なイベント
RX Japan合同会社|国内最大級。認知拡大・大量接点づくりに強い
RX Japanは「日本最大の展示会主催会社」として、38分野109本の商談展を開催しています。
IT・DX分野の「Japan IT Week」は春(東京ビッグサイト)・秋(幕張メッセ)・関西(インテックス大阪)・名古屋(ポートメッセなごや)と複数回開催されています。
- 向いている企業:新製品のローンチ、業界内での認知拡大、多くの名刺を獲得したい企業
- 注意点:来場者の母数が多い分、検討度にばらつきが出やすく、展示会後の選別・ナーチャリング体制が重要
ブティックス株式会社|介護業界最大級の商談展と業界特化型展示会
ブティックスは「BtoB商談型展示会」を主力とし、介護事業者とサプライヤーをつなぐ介護業界最大級の商談展「CareTEX」を2015年から東京・大阪・福岡・名古屋・仙台など全国主要都市で開催しています。
2017年からは商品ジャンルと集客エリアを絞った「CareTEX One」、2022年からはバックオフィス・フロントオフィス領域の「DXPO」を展開し、医療・健康、障害福祉、保育、建設、調剤、IT業界にも領域を広げています。
- 向いている企業:介護・福祉施設など特定業界の事業者と商談したい企業、地方都市でも接点を持ちたい企業
- 注意点:DXPOはオンライン展と並行してリアル展を開催するハイブリッド形式のため、対面商談を重視する場合はリアル展の日程を確認
一般社団法人日本能率協会(JMA)|製造・技術・インフラなど産業系に強い
日本能率協会は年間約30本の専門展示会を開催しています。
電源・モーター・熱設計などの技術者向け「TECHNO-FRONTIER」(東京ビッグサイト)のほか、北海道で建設・インフラ・観光分野の展示会も開催しています。
- 向いている企業:製造業・建設業・インフラ関連など、技術者・現場担当者と接点を持ちたい企業
- 注意点:産業分野が中心のため、自社サービスとマッチするか確認が必須
株式会社日本経済新聞社(日経イベント)|社会・経営テーマ×メディア発信力
日本経済新聞社は、環境・サステナビリティの「エコプロ」、「街づくり総合展」、個人投資家向けの「IRフェア」などの展示会に加え、「世界経営者会議」「世界デジタルサミット」「アジアの未来」といった国際会議・フォーラムを主催しています。
日本経済新聞のメディア力を活かした発信ができる点が特徴です。
- 向いている企業:サステナビリティ・街づくり・IRなど社会テーマで企業ブランドを訴求したい企業、経営層への認知を高めたい企業
- 注意点:直接的なリード獲得よりもブランディング・広報目的と相性が良いため、商談数を重視する場合は目的とのすり合わせが必要
株式会社翔泳社|職種別メディアと連動したカンファレンス
翔泳社は、MarkeZine・SalesZine・HRZineなどの専門メディアと連動し、職種別の「Zine Day」シリーズや開発者向け「Developers X Summit」を開催しています。
- 向いている企業:マーケター、エンジニア、人事など特定職種に向けてソートリーダーシップを発信したい企業
- 注意点:オンライン開催の回もあるため、対面商談を重視する場合は開催形式を確認
株式会社Growth DX|決裁層との「濃い商談」に特化
BtoB Growth EXPOは、BtoB事業の成長を目指す企業向けのテーマ特化型カンファレンス×展示イベントです。テーマと対象を明確に絞って集客し、「課題が明確な来場者だけが集まる」設計を掲げています。
- 来場者の質:課長職以上の申込み比率60%以上(同社公表)
- 商談化率:10%以上(同社公表。同社は業界平均を5%程度としている)
- 登壇×展示の導線:セッションで信頼を得た聴講者が、そのままブースへ移動する設計
- 開催後の商談化支援:運営会社のBtoB営業支援ノウハウを活かし、獲得リードの商談化まで支援
※最新情報は各社公式サイトをご確認ください。
出展費用の内訳と考え方
展示会の出展費用は、小間料(出展料)だけでは決まりません。比較する際は、以下の総額で考えることが重要です。
| 費用項目 | 内容 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| 出展料(小間料) | ブーススペースの利用料 | 1小間のサイズ、最小申込単位 |
| 装飾・施工費 | ブースデザイン、施工、電気工事、備品レンタル | パッケージブースの有無 |
| 登壇・協賛費 | セッション枠、スポンサー露出 | 聴講者リスト・アンケート回答者リストの提供有無 |
| 販促費 | チラシ、ノベルティ | - |
| 人件費・交通費 | ブース要員の工数、出張費 | 会期日数(1日開催か複数日か) |
大型展示会は接点数が多い一方、会期が複数日になりやすく、装飾・人件費を含めた総額が膨らみがちです。費用対効果は「1商談あたりの獲得コスト(総費用 ÷ 商談数)」で比較すると判断しやすくなります。
目的別|出展先の選び方フローチャート
▼図2:目的別 出展先の選び方フローチャート

BtoB Growth EXPOが向いている企業
以下に当てはまる企業は、BtoB Growth EXPOへの出展を検討する価値があります。
✅ 大型展示会で名刺は集まるが、商談化・受注につながらない
✅ 営業・マーケティング、経理財務、情シス、人事などの部門責任者・決裁層にアプローチしたい
✅ 登壇で課題解決の知見を示し、信頼を得たうえで商談したい
✅ 展示会後のフォローまで手が回らず、商談化の支援がほしい
✅ 複数日の大型展示会よりも、1日開催・都心会場で効率よく接点を持ちたい
今後の開催予定(2026年9月時点)
| 開催日 | テーマ | 会場 |
|---|---|---|
| 2026年11月24日 | BtoB Growth EXPO for 経理財務 | 品川ザ・グランドホール |
| 2026年11月30日 | BtoB Growth EXPO for IT・情シス | 品川ザ・グランドホール |
| 2027年1月20日 | BtoB Growth EXPO for Sales | 大手町プレイスホール&カンファレンス |
| 2027年1月21日 | BtoB Growth EXPO for HR | 大手町プレイスホール&カンファレンス |
| 2027年3月2日 | Physical AI CROSS | 有明セントラルタワーホール&カンファレンス 4階 |
| 2027年7月上旬 | BtoB Growth EXPO for HR | 調整中 |
よくある質問(FAQ)
Q. 展示会の運営会社はどう選べばよいですか?
「出展の目的(認知拡大か商談化か)」「来場者の役職・職種」「開催形式(オフラインか、登壇枠があるか)」の3点で比較するのがおすすめです。認知拡大なら大型展示会、商談化重視ならテーマ特化型のイベントが向いています。
Q. 展示会の出展費用はいくらかかりますか?
出展料(小間料)に加え、装飾・施工費、販促費、人件費などがかかります。料金を公開していない運営会社も多いため、資料請求で総額を確認しましょう。BtoB Growth EXPOは出展のみ50万円〜、登壇+出展200万円〜(いずれも税別)です。
Q. 大型展示会とテーマ特化型イベントの違いは何ですか?
大型展示会は来場者数が多く認知拡大に強い一方、検討度にばらつきがあります。テーマ特化型イベントは来場者数は絞られますが、課題が明確な来場者が集まりやすく、商談化を狙いやすいのが特徴です。
Q. BtoB Growth EXPOにはどんな来場者が集まりますか?
BtoB事業の成長を目指す企業の担当者・責任者が中心で、同社公表では課長職以上の申込み比率が60%以上です。Sales、経理財務、IT・情シス、HRなどテーマごとに開催されます。
展示会の成果はどう測ればよいですか?
獲得名刺数だけでなく、「商談化率」「1商談あたりの獲得コスト」「受注額」で評価するのがおすすめです。
まとめ
オフライン展示会・カンファレンスの運営会社は、規模で選ぶか、来場者の検討度で選ぶかで最適解が変わります。認知拡大にはRX Japanや日本能率協会の大型展示会、介護など特定業界との商談にはブティックスの業界特化型展示会、職種向けの情報発信には翔泳社のカンファレンスが有効です。
一方、「決裁層と出会い、商談・受注まで進めたい」BtoB企業には、テーマ特化型で登壇と展示を組み合わせられるBtoB Growth EXPOが選択肢になります。まずは出展資料で、自社のターゲットと来場者層が合うかをご確認ください。
本記事は2026年9月時点の情報を基に執筆しています。各社のサービス内容・料金は変更になる場合があります。最新情報は各社の公式サイトをご確認ください。