インサイドセールス代行・支援会社7社比較|料金相場・成果報酬との違い・選び方【2026年版】
インサイドセールスの支援会社は、専任チームが架電やメールを担う大手代行型、自社にインサイドセールス部門を立ち上げる構築・内製化型、ツールと在宅の営業人材を組み合わせるプラットフォーム型、商談1件ごとに費用が発生する完全成果報酬型の4つに分けられます。料金を公開している会社は多くありませんが、公開されている例では、定額型が月額60万円台から、成果報酬型が商談1件2万円前後です。選ぶときは、「誰に・どの経路でアプローチするか」「商談の質をどう定義するか」「ノウハウを自社に残せるか」の3点を比べると、違いがはっきりします。本記事では、インサイドセールスの進め方と報酬形態の違いを整理したうえで、支援会社7社のサービスを公式サイトの公開情報にもとづいて比較します。
この記事について
執筆:株式会社Growth DX
本記事は、比較対象の1社でもある株式会社Growth DXが執筆しています。「インサイドセールス支援会社7社の比較」までの前半は、各社の公式サイトに掲載されている情報(2026年11月時点)のみをもとに、同じ観点で整理しています。当社のサービス内容と支援事例は、記事後半の「【PR】Growth DXのインサイドセールス支援」にまとめています。
インサイドセールスとは
インサイドセールスは、電話、メール、Web会議などを使って、見込み顧客との接点をつくり、関係を深め、商談につなげる営業の役割です。対象によって、大きく2つに分けられます。
| 種類 | 対象 | 主な役割 |
|---|---|---|
| SDR(反響型) | 問い合わせ、資料請求、展示会・ウェビナーで得たリード | 素早く連絡し、検討状況を確かめて商談につなげる。すぐ検討しないリードは継続して関係を保つ |
| BDR(新規開拓型) | まだ接点のない狙いたい企業 | 企業・部署を選び、決裁者層に直接アプローチして商談をつくる |
インサイドセールスの立ち上げの進め方
- ターゲットと商談の定義:どの業界・規模・部署・役職に当たるかと、「どんな状態なら商談として営業に渡すか」の基準を決めます。この基準が曖昧なままだと、商談の件数は増えても受注につながりません。
- リストとトークの準備:企業・部署単位のリストをつくり、相手の課題に合わせたトークスクリプトとメール文面を用意します。
- アプローチと改善:架電・メールを始め、接続率、商談化率、商談からの受注率を週次で見ながら、リストとトークを改善します。
- 営業への引き渡しと振り返り:商談の内容をSFA/CRMに記録して営業に渡し、受注・失注の結果を商談の基準とリストの見直しに反映させます。
報酬形態の違い
| 報酬形態 | 費用の決まり方 | 向いているケース | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 固定報酬型 | 体制や稼働量に応じた月額 | 中長期で、商談の質やナーチャリングまで重視したい | 成果が出るまでの期間も費用がかかる |
| 成果報酬型 | 商談やアポイント1件ごと | 費用を成果に連動させ、まず試してみたい | 成果の条件を細かく決めておかないと、商談の質がぶれやすい |
| 併用型 | 月額の固定部分+成果に応じた部分 | 固定費を抑えつつ、一定の体制も確保したい | 成果の定義と単価の両方を事前に合意する必要がある |
インサイドセールス支援会社の4つのタイプ
| タイプ | 特徴 | 向いているケース | 主な会社 |
|---|---|---|---|
| 大手代行型 | 専任チームがリスト作成から架電・メール、商談化までを担う | 早く専任の体制を用意したい | セレブリックス、ウィルオブ・ワーク、soraプロジェクト |
| 構築・内製化型 | 自社の部門の設計、研修、テスト運用までを支援する | インサイドセールス部門を自社に持ちたい | SALES ROBOTICS |
| プラットフォーム型 | 営業支援ツールと在宅の営業人材を組み合わせる | 営業担当が少なく、ツールも含めて整えたい | アイドマ・ホールディングス |
| 完全成果報酬型 | 事前に合意した条件を満たす商談ごとに費用が発生する | 固定費を抱えず、新しい市場を試したい | アイランド・ブレイン |
インサイドセールス支援会社7社の比較
比較の対象は、公式サイトでインサイドセールスの代行・立ち上げ支援を掲載している会社から、4タイプそれぞれの代表的な会社を選びました。各社の公式サイトに掲載されている情報をもとに同じ観点で整理し、数値や料金は掲載内容をそのまま記載しています。
| 会社 | 主なタイプ | 支援範囲 | 報酬形態・料金(公式サイト記載) | 実績(公式サイト記載) |
|---|---|---|---|---|
| セレブリックス | 大手代行型 | ターゲット選定、リスト作成、スクリプト作成、架電・メール、一次商談 | 記載なし | 1,400社、12,700サービス以上(同社全体) |
| ウィルオブ・ワーク(セイヤク) | 大手代行型 | ファーストアクション、コールドリストへのアプローチ、電話による商談創出 | 記載なし | 取引実績2,800社超 |
| soraプロジェクト | 大手代行型 | リスト作成、電話・メール・Web会議、ナーチャリング、アポイント獲得 | 定額プラン月額65万円〜(税抜。初期費用・スクリプト作成費用等込み) | 3,500社以上の導入 |
| SALES ROBOTICS | 構築・内製化型 | シナリオ・業務プロセスの設計、テスト運用、社内研修。運用代行もあり | 記載なし(立ち上げ構築支援は最低6か月) | 1,000社以上の導入 |
| アイドマ・ホールディングス(Sales Platform) | プラットフォーム型 | リスト作成、テレアポ・メール・フォーム、MA、在宅の営業人材による活動代行 | 記載なし | 累計支援社数18,127社(2026年8月31日時点) |
| アイランド・ブレイン | 完全成果報酬型 | ターゲット選定、リスト作成、電話によるアポイント獲得、日程調整 | 成果報酬。商談1件20,000円(税別) | 55業種・4,500社以上の支援 |
| Growth DX(本記事の執筆会社) | 大手企業開拓に強い代行・設計型 | ターゲットと商談基準の設計、企業・部署単位のリスト作成、架電・メール、ナーチャリング、商談化 | 固定報酬。月額60万円〜 | 営業・マーケティング・新規事業の支援350社以上 |
「記載なし」は、公式サイトの該当ページで確認できなかった項目です。サービスの有無を示すものではないため、詳しくは各社にお問い合わせください。
各社の特徴
セレブリックス
法人営業の支援で長い実績を持つ営業支援会社です。インサイドセールスの代行は、アポイントから一次商談まで、受注まで、受注後のカスタマーサクセスまでの3つのパターンで提供しています。委託期間中の活動ログ、トークスクリプト、改善内容を引き渡せるとしています。
- 体制:リーダー1名とメンバー2名以上で、原則非常駐です。申し込みから支援開始までは約1か月です。
- 向いているケース:新規リードに素早く対応したい。新規開拓の型を早く確立したい。
- 依頼前に確認したいこと:公式サイトでは、高度な技術理解が必要な商材を扱う企業には向かない場合があると明記しています。
ウィルオブ・ワーク(セイヤク)
人材サービス会社が提供するBtoB営業支援サービスで、インサイドセールス代行、テレアポ代行、営業人材の派遣・紹介、カスタマーサクセス代行、営業研修を揃えています。独自の研修を受けた正社員を、案件ごとに固定で配置します。
- 実績:取引実績2,800社超。全国50以上の拠点があります。
- 向いているケース:人材の供給力を活かして、まとまった体制を組みたい
- 依頼前に確認したいこと:リスト作成やナーチャリングが支援範囲に含まれるか(公式サイトの公開情報では確認できませんでした)
soraプロジェクト
独自の法人データベースを使ったリスト作成から、電話・メール・Web会議でのアプローチ、年単位のフォローを前提としたナーチャリング、アポイント獲得までを定額で提供しています。将来の内製化を見据えて、スクリプトやリストを提供できるとしています。
- 料金:定額プラン月額65万円〜(税抜。初期費用、月額費用、スクリプト作成費用等込み)
- スピード:契約後、最短10営業日で稼働を始められ、1か月からの依頼に対応しています。
- 向いているケース:自社にリストがない。キャンペーンなど期間を区切って依頼したい。
SALES ROBOTICS
インサイドセールスの運用代行と、立ち上げ構築支援の2つを提供しています。立ち上げ構築支援では、3C分析から、シナリオと業務プロセスの設計、テスト運用、社内研修・管理職研修、社内の合意形成までを支援します。自社の運用部門で先にテストし、成果が安定してから顧客の社内へ導入する進め方が特徴です。
- 契約条件:運用代行は最短3か月から、立ち上げ構築支援は最低6か月、以降は12か月契約です。
- 向いているケース:インサイドセールス部門を新設したい。専任メンバーの採用が難航している。
- 依頼前に確認したいこと:立ち上げ構築支援は、原則としてITサービスを扱う企業が対象と明記されています。
アイドマ・ホールディングス(Sales Platform)
リスト作成、自動アプローチ、分析、SFA、MA、リモート商談の6つの機能を持つツールと、営業コンサルタント・在宅の営業人材による活動代行を組み合わせたサービスです。契約終了後に、ツールのみのプランや組織構築の支援に移る選択肢も用意しています。
- 実績:累計支援社数18,127社(2026年8月31日時点)
- 向いているケース:中小企業で、社長以外に営業担当がいない。営業人材の採用がうまくいっていない。
- 依頼前に確認したいこと:報酬形態と料金の内訳
アイランド・ブレイン
固定の月額費用がかからない完全成果報酬型の営業代行です。業種、企業規模、エリア、商談時間、購買意欲などを事前に条件として合意し、それを満たす商談だけを成果とします。範囲は商談の獲得までで、訪問と受注は依頼企業側が担います。
- 料金:新規見込み客との商談1件あたり20,000円(税別)。商談件数の上限を設定でき、1件から依頼できます。
- 実績:55業種・4,500社以上の支援、商談実績120,000件以上
- 向いているケース:固定費を増やさずに、新しい市場の反応を確かめたい
Growth DX(本記事の執筆会社)
大手・中堅企業の開拓を中心に、ターゲットと商談基準の設計から、企業・部署単位のリスト作成、架電・メール、ナーチャリング、商談化までを月額型で支援しています。サービス内容と支援事例は、記事後半の【PR】Growth DXのインサイドセールス支援で紹介します。
- 料金:月額60万円〜
- 依頼前に確認したいこと:固定費を抱えずに、まず少ない件数で試したい場合は、完全成果報酬型のほうが合う場合があります。
目的別の選び方
| やりたいこと | 向いているタイプ | 候補になる会社 |
|---|---|---|
| 早く専任の体制を用意し、商談を増やしたい | 大手代行型 | セレブリックス、ウィルオブ・ワーク、soraプロジェクト |
| インサイドセールス部門を自社に立ち上げたい | 構築・内製化型 | SALES ROBOTICS |
| 営業担当が少なく、ツールも含めて整えたい | プラットフォーム型 | アイドマ・ホールディングス |
| 固定費を抱えず、新しい市場を試したい | 完全成果報酬型 | アイランド・ブレイン |
| 大手・中堅企業の決裁者層との商談を、継続してつくりたい | 大手企業開拓に強い代行・設計型 | Growth DX |
支援会社に依頼する前に確認したいこと
- 狙う企業の規模・業界・部署・役職と、商談として渡す基準
- リストの出どころ(支援会社のデータベース、自社のリード、展示会などのリスト)
- 商談化率や受注率など、成果を測る指標と報告の頻度
- トークスクリプト、活動記録、リストなど、ノウハウを自社に残せるか
- SFA/CRMへの記録と、営業への引き渡しの方法
- 報酬形態、最低契約期間、支援開始までの日数
よくある質問
インサイドセールス代行の料金相場はどのくらいですか?
公式サイトに料金を掲載している会社は多くありません。公開されている例では、soraプロジェクトの定額プランが月額65万円から(税抜)、Growth DXが月額60万円から、アイランド・ブレインの完全成果報酬型が商談1件20,000円(税別)です。体制の人数、対象とする企業の規模、ナーチャリングまで含むかによって費用は変わります。
固定報酬型と成果報酬型はどちらがよいですか?
中長期で商談の質やナーチャリングまで重視する場合は固定報酬型、まず費用を成果に連動させて試したい場合は成果報酬型が向いています。成果報酬型を選ぶ場合は、対象企業や商談の条件を事前に細かく合意しておくことが大切です。
インサイドセールスの成果が出るまで、どのくらいかかりますか?
準備に数週間から1か月ほどかかり、リストとトークの改善を重ねて成果が安定するまでに、数か月かかるのが一般的です。大手企業の開拓や、検討期間が長い商材では、半年から1年単位で見る必要があります。
展示会やウェビナーで集めたリードも商談化してもらえますか?
多くの支援会社が、反響型のリードの商談化に対応しています。リードを獲得してから連絡するまでの時間が短いほど商談につながりやすいため、イベントの前から体制とトークを準備しておくと効果的です。
インサイドセールスは内製と外注のどちらがよいですか?
ターゲットや商談の基準がまだ固まっていない段階では、外注で早く型をつくり、その後に内製へ移る方法が取られることが多くあります。内製化を見据える場合は、トークスクリプトや活動記録を自社に引き渡してもらえるかを、契約前に確認してください。
まとめ
インサイドセールスの支援会社は、大手代行型、構築・内製化型、プラットフォーム型、完全成果報酬型に分けられます。まず狙う企業と商談の基準を決め、報酬形態、ノウハウを自社に残せるか、成果を測る指標を比べたうえで、目的に合うタイプの支援会社を選んでください。
【PR】Growth DXのインサイドセールス支援
ここからは、本記事を執筆したGrowth DXのサービスと支援事例を紹介します。
支援内容と特徴
Growth DXは、大手・中堅企業の開拓を中心に、インサイドセールスの設計から実行までを支援しています。
- 企業・部署単位のリスト:企業データベースをもとに、業界単位ではなく、課題を持ちそうな部署・役職までリストに落とし込み、直接アプローチします。
- 商談の基準の設計:アプローチの前に、商談として営業に渡す基準と、アプローチしない企業(NGリスト)をお客様と合意します。
- イベントとの組み合わせ:当社が主催するBtoB Growth EXPOをはじめ、イベントで得たリードの商談化にも対応しています。
- SFA/CRMとの連携:活動記録と商談の内容をSFA/CRMに残し、受注・失注の結果をリストとトークの改善に反映させます。
支援事例から見る目安の数字
以下は、それぞれ1社のお客様との取り組み事例における目安の数字です。商材や前提条件によって成果は異なります。
| 事例 | 期間 | 取り組み事例での目安 |
|---|---|---|
| 入札情報サービス(中堅・大手企業の入札関連部門向け) | 約3年 | アウトバウンドのみで、2年目に月平均65〜70件の商談を獲得。お客様側の事前確認の通過率は約80%、通過後の一次商談からの受注率は約25% |
| 研究開発向けのデータ分析・AI活用支援サービス(大手企業向け) | 約2年 | 大手企業約200社にアプローチし、64社で有効商談、12社で取引に |
| 大手マーケティングリサーチ会社(エンタープライズ向け) | 約2年 | 四半期あたり約20件の商談を獲得 |
料金の目安
月額60万円〜です。対象とする企業の数、アプローチの方法、ナーチャリングの範囲によって、構成をご提案します。